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左はケイ素鋼板に +2.4、0、-2.4 kA/mの磁場が加わったときの磁区像の様子です。磁性コロイドA-07を使用し、金属顕微鏡の暗視野照明で見たものです。タケノコ状の磁区のサイズが変化している様子がはっきりと分かります。

写真の見方-どこか1点を決めて注視してみて下さい

磁区観察用コロイド液は液体中にマグネタイト微粒子が安定に分散した系で、基本的には磁性流体と同じものです。ただ、磁性流体は強磁場でも磁性粒子と媒体とが分離しないように設計されるのに対し、磁区観察用のものは強磁場下で磁性粒子が凝集し易く設計されています。
当社のコロイド液は粒子径10nm程度のきわめて微細なマグネタイトを用いたもので、高感度でありながら長期保存してもほとんど沈殿を起こさない長寿命という際立った特徴を備えています。

製品には水性と油性があります。
水性A-05Dはごく薄く試料に塗って乾燥後に観察します。右上の顕微鏡写真は電解研磨したケイ素鋼表面にA-05Dを塗布したものです。
水性A-07は試料面に滴下した後にカバーガラスで覆いウェットな状態で観察します。右下の顕微鏡写真は軟磁性薄膜にA-07を滴下しカバーガラスを被せた上で暗視野(散乱光のみを見ます)で観察したものです。もちろん通常の落射光でも鮮明に観察できます。
油性L-09はカバーガラスで覆いウェットな状態で観察します。水性と比べ乾燥が遅い(約1/130)ので長時間観察・高温観察に適しています。

A-07、L-09によれば磁壁移動の様子を観察することもできます。どのコロイドを使用する場合も試料表面は鏡面になっている必要があります。



磁区観察用コロイド液一覧

コロイド品名 ベース液 内容量 備考
A-05D 水性 50 ml 乾燥後に観察
A-07 水性 50 ml ウェット観察
L-09 油性(イソパラフィン系油) 25 ml 希釈溶剤50ml付属

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